わんわん!

好き勝手吠えてるだけ

喜劇とか卒業とか原宿とか

推しが、所属していたアイドルグループを、卒業します。
ご存じの方も多いかと思いますが。卒業…するんですって。
いまだに信じられない気持ちでいっぱいです。

俳優の仕事量をご存じの方は、卒業を「やっぱりね」って思う方も多いかもしれないです。でも推し、めちゃくちゃめちゃくちゃグループのこと大好きだったんですよ。もうねー、メンバーのことが大好きで、グループが大好きで、どんなにしんどくてプレッシャーのある舞台の仕事でも、メンバーもグループ活動で頑張ってるから俺も頑張れるってどの雑誌でも、インタビューでも、ずっと言ってて。
周りの大人が離れろって言っても頑固な推しくんは、このグループだけは絶対手放さないと思ってました。たまにしか合流できないのに、アイドル活動でメンバーとトークするときは、どの座組のどのカンパニーにいる推しくんよりもリラックスして、いきいきして、楽しそうなんですよね。そのたびに舞台出の私は、推しくんとのグループに対する温度差や越えられない高い壁に、アイドル出じゃない自分は本当のファンじゃない気がして、悲しくなったり、嫉妬したりしてました。

私がこのブログで推しバレしたきっかけは、1年前の周年ライブの動員の手助けを少しでもしたかったから。
いままでにないほど推しが毎日必死で、なりふり構わずライブの告知をしていて、私もなんとか力になりたいけど身内や自分のツイッターで声かけるには限界があって。
そうだ、はてブロの人なら推しのことを知ってて、ライブに興味持ってくれる人がいるかもしれない!って当時は推し隠して書いてたんですが、思い切って推しバレしました。推しの力になれてたかわからないけど、若俳のおたくに、少しでも推しのアイドル活動を知ってもらって、あわよくば現場に来てほしいって思いを込めてこのブログ書いてたので、推しが卒業するなら私もこのブログ卒業かなあ…。
すぐ身バレに繋がるから、推し事スタンスも答えられないし、推しバレした上でのファンサとか接触の話はマウントみたいだから余計なことは書かない!って推しバレ記事書いたときに自分のマイルール作って以後ブログ書いてるので、書きたいことが書けなくて(笑)別のアカウントで推し隠してやろうかな!?

そうそう!喜劇通われた皆様お疲れ様でした!
1公演でいいや~~って言ってたのに気づいたら初日も東京週末も京都も劇場に居ましたね。なんでや、、、
推しがアイドル辞めるっていうから…居ても立っても居られなくなって京都行っちゃったよね…あっはっは。
結果、見れてよかったです。

あくまで原作オタクじゃない一個人の感想なんですけど、初演初日は原作も人気絶頂で、アニメ作画のオリジナルグッズが販売されるからとりあえずグッズ買いに行く、みたいな原作厨が劇場にわんさか居て(笑)
「グッズ買いに来たからとりあえず観るけど、舞台は期待してない」みたいな声を劇場ロビーで結構耳にして、アウェーだなーと思いながら幕が上がりました。
正直その頃の私は、推しに回ってくる役が”元気っ子キャラ”が多いこともあって、なにやらせても一緒だな(くそ失礼)って思ってた部分があったんですけど、初演で五男を演じる姿を見たときに、あまりに原作に寄せた声と、長袖を使ったアニメを飛び出したようなクネクネした人間離れした動き。めちゃくちゃ研究して原作に寄せてきたのを感じて。偉大な先輩たちと遜色なく肩を並べて五男であり続けて。
想像以上の推しの演技に「エッ!推しくんって演技うまいじゃん!」って自分が手のひら返しした公演でもあって。
なによりネタがいちいち面白くて、こんなに笑える舞台ある!?って客席全員が初見で、大阪のお笑いの風土も相まって、会場みんなで大爆笑して、大盛り上がりで。終演後の原作厨の「楽しかった!もう一回見る!」「リアル6つ子だった!」って手のひら返しをあちこちで聞いて、興行の大成功を目の当たりにした思い入れ深い公演です。
「客席が一体になる公演」ってたまにあるじゃないですか。「伝説の公演」とかなんか演目以上のものを会場が体感するような、そういう不思議で貴重な公演。
それが私の中で松ステ初演の初日です。

とはいえこの舞台の面白さは計算尽くされた上での台詞回しや、立ち振る舞い。
多少の日替わりはあれど、役者の自由度が低いな(長男と三男は経験豊富故のアドリブさばきが素敵だったけども!)推しはちょっとこの高度なアドリブ合戦に入っていくのは難しいかな…なんて思うことも多々あり。
大きな演技の違いが見つけられなくて、わたしが多ステするには不向きな作品かな、とも思いました。
その分エフシの華やかなライブや役者全員の顔面偏差値の高さ、客降りやティッシュ、他の部分で楽しさを見つけてトータルが楽しくて通ってた部分があって。
そんなエフシがいない今回の舞台、どうせ「予定調和ストーリーなんでしょ~?」って消極的でした。
良くも悪くも推しのオタクはキンブレライブキッズなので、キンブレがない現場がモチベ下がりがち(当社比)
推しに手紙書いてて気づいたんですけど、今回の喜劇が、今年初のキンブレ禁止現場*1でした(衝撃)

でもふたを開けたら、役者の力が存分に試される、同じ公演がひとつとしてない何度行っても楽しい舞台でした!
原作に忠実だった初演、キャラを深堀して原作厨もステというものに寄り添ったステ2、2年間で培った座組の団結力。
この礎があったからこそ出来た今回の役者の暴露話だったり、劇中のアドリブだったり、メタ要素だったのかな、と。
そして推しくん、自分でも「舞台での急なトラブル回収が苦手」って言ってて。
実際あんすてで自分が台詞間違えたときも「あっ!間違えた!」って反射的に口にしたり、間違えたことをうまくカバーして繋げるのではなくもう一度台詞言い直したりする役者なんですけど。
(そのどうしていいかわからなくて、ほっけーこといっけーくんに回収してもらうのも含めてスバルらしいなあと思うんですが)
今回そんなほかの作品とは違って、推しくんが失敗を恐れず果敢に笑いをとりにいくアドリブを見れて良かったなあ~って思います!
心強いお兄様方がいたからこそ沢山挑戦して、沢山吸収したんだろうな~!と思う作品でした。ってもう後輩キャラで通る年じゃないんですけど(笑)
素敵な先輩に囲まれてお芝居が楽しいんだろうなってこの座組にいる推しくんを見ると思います。
次の仕事はいよいよ.5ではないストレート(なのかな?)舞台です。
お得意の元気っ子ではどうやらなさそうなので、偉大な役者さんに混ざって推しくんのどんな芝居が見れるか今からとても楽しみです!

推しくんが初単独主演の映画が今週末、新宿・心斎橋の2か所で開始されます!
パンチパーマ姿で!ビジネスキッスもあります!楽しみ!!!
新宿では舞台挨拶もあるんですが、まだ満席にはなっていないようですのでお時間あるかたは是非!
今から原宿で映画券販売イベントも行うので、お近く行かれる方はぜひ握手してください(笑)
あと今夜22時半は劇シャイメンバーによるTV番組も放送されますのでそちらもぜひ~~~!!!!!!

そんなわけで!近況報告でした!

 

*1:あんす→松2→アイドル活動→レビュー→あんすフェス→喜劇