推し専用インクをカキモリで作った話
この記事は移転しました。約2秒後に新記事へ移動します。移動しない場合はココをクリックしてください。
東京の蔵前にある「ink stand」に行って、オリジナルインクを作りに行きました。
カキモリさんのインクは顔料インクなので、染料インクより耐水性・耐光性に優れていて、にじみにくいのでお手紙にも適したインクです。
今回は推しに出すファンレターに個性を出すべく、2017年7月に伺った話をします。
2017年7月末、当時地方に住んでいた私。
オリジナルインクを作ったこの日は推しの写真集イベントin東京の開催日でした。
この日の私は推し活の中でもベスト3に入るほどの限界オタクっぷり。
1日JR在来線乗り放題の「青春18切符」を使い、始発で3時間かけて名古屋で接近戦。
さらに18切符で大阪まで行き接近戦。(この日の交通費2700円より、写真集1冊3000円で写真集のほうが高額だったという…)
そのまま家に帰らず夜行バスで東京へ行き、ろくに寝れず早朝6時の東京駅で意識朦朧としながらオリジナルインクを作りに行ったので、「しんどかった」って記憶しかないんですよね……。
遠征オタクがオリジナルインクを作りに行く際は、余裕をもったスケジュールをおすすめしますw
私も新しい推しが出来たら、もう一度作りに行きたいかな〜〜!自分でイメージしたインクを作る時間はとても楽しいです!!!
現在は自分でフルで作成する「SELF」
店員さんと作る「WITH」があるようです。
色彩感覚のある方は「青と赤を1:2で混ぜたらこのくらいの紫になるかな…」という予測が立つと思うんですが、わたしでは作りたいイメージの色になかなかならなくて。
60分とはいえ制限時間もあり「ま、これでいっか!」と妥協した面もあるので、店員さんが自分の持ち込んだ写真やイメージ色を見て作成してくれるWITHは良いサービスだな〜と思います!!!
自分で色を配合してイチから作る楽しさも捨てがたいですが!!!
あとは2年間レシピを保管してくださるので、再度注文できる「リピートオーダー」が可能です。
さらに「オンライン注文」も近々できるようなので、コロナのご時世にはうれしいですよね。
そんなわけで私は現場のない日に作りに行ける距離ではないので、現場と現場の合間を縫って蔵前へ。
隣はオリジナルノートが作れたり、お洒落な雑貨も販売している広めのお店で、オリジナルインクを作るスペースは6畳くらいの小さな小部屋でした。
当時はMAX4人予約できて、私と友人と、他のお客さんの4人。
何週間か前に予約開始で、予約開始日にチケ発チャレンジをして勝利した日時でした。(当時は予約開始と同時にすぐ予約いっぱいになってた)(今は不明)
カウンター越しに店員さんがいて、4人一緒に作り方の説明を受けます。
ひとりずつ用意された目の前にあるインクを、小さいビーカー(3つくらい用意されてる)に入れて混ぜていって、混ぜたインクの配合を用意された紙にメモとっていきます。
グリーンのインクを波打って書いたやつが製作中のオリジナルインクで、左側の黒ペンが何色と何色をどのくらいの比率で混ぜたか書いた配合のメモです。
↑この色とこの色を混ぜたら大体こんな色になるよ!って色見本。
何日か前から何色のインク作ろうか悩みに悩む……。
当日も推し鉄板の「赤系」か、推しキャラ「緑系」か心が決めきらないまま予定の時間になってしまい、結果迷走したのであらかじめ何色を作るか決めていくことを強くおすすめします。
悩んだ結果、推しが所属していたアイドルグループの推し担当色「赤」は、すでに他のオタクがインクやらレターセットやらを使ってる予感&今後被りそうな気がしたので、せっかくだから被らなそうなグリーン系に。
演じたキャラの中に、イメージカラーがミントグリーンの人がいたので、その色のインクを作りたかったのに、混ぜても混ぜても黄緑色になる……(笑)
試行錯誤をしている私を横目に、同じく「推しインク」を作りに同行してくれた友人は思い通りのインクを早々に作り終え。同じ時間の他のお客さんも店員さんに希望の配合を伝え完成。まだ配合に悩む&焦る私。
結果、「ま〜これでいっか!」と作ったインクがこちらです。
結局推しキャラのミント色でも、メンバーカラーのレッドでもなく、推しをイメージしたか…?と言われるとアレですが、推しにお手紙を出すときに使うインクだからオッケー!(笑)
万年筆用インクをボールペンに入れれるカキモリオリジナルの商品「ローラーボール」も一緒に購入したので、家に帰ってさっそく入れてみた写真だけが写真フォルダに残ってました。
インクの記事なんて書いたら同担に身バレするって恐怖で、ブログ記事にするつもりなくて、ろくな写真がないのが悔やまれる〜〜〜〜。
そして2年後、2019年2月はこんな残量。
半分切った〜〜〜!って撮った写真です。
26通目からこのインクを使い始めて、当時のブログで「ファンレター100通書いた!」って記事を書いているので約70通はオリジナルインクを使用していると思われる。
ポストカードの日もあれば、便せん4枚以上の日もファンレター1通としてカウントしてるので正確な計算はできませんが、オリジナルインク1本使い切るのは結構時間がかかると思います。
あと最初のうちはインクボトルからそのまま万年筆に吸引できたんだけど、インクの量が減っていくと瓶からでは吸引できなくなるので、スポイトでインクを吸引してインク用のバケツに移してからコンバーターに吸引する必要があって…。
正直これがめっちゃ手間でした。
推しに手紙を書くタイミングでしか万年筆を使わないので、推しに1ヶ月も手紙書かないでいると万年筆の中のインクが固まっちゃって。
その都度ペン先を洗って入れ替えたりしていたので面倒くさいので簡易的な万年筆を買ったりしていました、この時期。
このボールペンぽいやつ、どちらもペン先が万年筆なんですよ。
しかも「使わなくてもペン先が固まらない」って書いてあって思わず買っちゃった!
阿部さんの列が、カキモリのオリジナルインク。
久保さんの列が、プラチナ万年筆。
好みの問題かもしれないけど、カキモリのインクのほうが重厚感が出て「やっぱりカキモリだな。」となりました。
プラチナ万年筆は手軽でインクの心配なく持ち運べるので、現場に持って行って急なお手紙書きたいときに大活躍しましたけども…!
そんなわけで、2019年12月くらいまで約2年半、100通近くの推しへのお手紙を、このカキモリのオリジナルインクが支えてくれました。
使い切った空き瓶の写真が残念ながら残ってないですが、2020年に二代目のインクを買ったばかりでまだ全然インクが残ってます。
でも送り先がないっていうね!!!!(自虐)
2021年現在は、一瓶3,000円(容量:約33ml)で作れるそうです。
そして今HP見たら、この小さい実験室みたいなお部屋から、カキモリ店舗2階に今月から移動されるそうです。雰囲気あって素敵だったのでさみしいなぁ…。
おうち時間も増えて、接触イベントも減ってるなか、オリジナルインクで個性出してみるのはどうでしょう?
「あ、○色インクの手紙の子だ」って認知狙うのにもオリジナルインク、おすすめですよ。